はじめに

僕は、特許業界で働く平均的なサラリーマンだ。
都内の国立大学の工学部を卒業して、大学院も修了した。
新卒で特許業界に就職した。研究の世界は向いていないと思ったし、文系就職ではせっかく修士まで取ったのにもったいないと思ったからだ。よくある志望動機だ。

このブログでは、自分の頭の整理も兼ねて、特許関連のトピックについて書こうと思う。特許業界は狭い世界だが、他の業界と同じように、法律、技術、国際、技術移転、…と専門が細分化されていて、フォローすべきトピックは色々とある。ついついフォローを怠ってしまうので、情報のアウトプットの場としてこのブログを活用して、インプットのモチベーションを高めたいと思う。

トピックの数だけキャリアもある。思い付くだけでも、知財系弁護士、弁理士、企業知財部員、大学教員、TLO職員、など様々である。特許業界におけるキャリアパスについても研究してみたい。

キャリアと言えば、一番研究してみたいと思っているのは、僕みたいな平均的なサラリーマンがどう生きたらいいのか、どうモノを考えればよいのかだ。僕は、まぁ、そこそこ仕事はうまくできる方だとは思う。けれども、あくまでそこそこ、B+クラス程度だ。とてもSクラスには及ばない。ある程度できるようになると、妥協してしまったり、あきらめてしまうのだ。突き抜けることができない。先天的なものなのか、努力によって克服できるものなのかは分からないが、このままB+で終わってしまって良いのか、という焦りは感じている。とても壮大な研究テーマなので答えが出そうには無いが、とりあえず試みてみたいと思う。多分、僕みたいな悩めるB+リーマンは世の中にゴマンといるだろう。僕の研究過程が何らかのプラスになれば幸いである。